まちづくりの実績

今、全国から注目されている春日市!

私が市長に就任した平成11年は、市の借金(市債)残高がピーク(634億円)に達していました。また、福岡都市圏の住宅都市として人口増加が続く中、転入・転出する人の数が多く、人と人とのつながりや地域コミュニティの希薄化が懸念されました。
そこで私は、将来を見据えて財政健全化を図ることと、人づくりを基本にして育み支え合う成熟したコミュニティの形成へと市政の方向を転換していくことに強い使命を感じて、職責を全うしてきました。
そのために、私は、直接市民のもとへ出向き、市の現状と課題や市の将来について語り合う「出前トーク 市長と語る」を平成13年から700回以上続け、市民の皆さまが積極的に行政と一緒に「協働のまちづくり」に取り組んでいただけるよう環境を整えてまいりました。

令和3年度末には市の借金(市債)の残高は372億円にまで減少し、人口当たりの市職員数が全国で最も少ない状況の中で、質の高い行政運営を行うことができています。
市民の皆さまのご理解とご協力により、民間シンクタンク(日経BP総研)の調査(シティブランド・ランキング:若い世代の総合的評価)で、春日市は、令和2年度・3年度の2年連続九州・沖縄エリア第1位となるなど、住み良いまちとして高い評価を受けています。

【これまでの取組み】

■ 「かすがで子育て」(保育所の定員を倍増)

保育所の新設・増改築、放課後児童クラブの定員増員、児童センターの増設、こども医療の拡充、子ども発達支援室やファミリー・サポートセンターの設置など様々な子育て支援策に取り組み、「子育てするなら春日市で」と言われるようになりました。

■ 「かすがで教育」(日本一のコミュニティ・スクール)

春日市のコミュニティ・スクールは、自治会など地域が広く支える全国モデルとなっています。新型コロナウイルス感染拡大下での速やかなオンライン学習の導入も注目されました。少人数学級、外国語教育、特別支援教育などに力を入れ、多目的教室の整備、エアコン設置、中学校給食の導入など充実した教育環境で、「子どもの教育は春日市で」と言われています。

■ 「かすがの福祉」(特別養護老人ホームの整備など)

いつまでも安心して暮らせるよう3か所の特別養護老人ホームを整備しました。24時間365日対応の訪問介護看護事業所も2か所整備するなど、高齢者介護サービスを充実させています。
福祉ぱれっと館、精神障害者生活支援センター「つくしぴあ」、障がい者基幹相談支援センターの設置をはじめ、障がい者福祉の充実にも力を入れてきました。

■ 「かすがの防犯」(春日警察署の新設)

市民の皆さまが長年切望されていた春日警察署の新設と春日南交番の設置を実現しました。地域の皆さまによる防犯パトロールや防犯カメラの設置などの効果もあり、犯罪発生件数は大きく減少しました。

■ 「かすがの防災」(雨水貯留施設など大規模防災施設の整備)

多発する豪雨、地震などの自然災害に対応するため、安全安心の要となる大規模防災施設(雨水貯留施設、防災拠点となる総合スポーツセンター)を整備するとともに、すべての自治会に自主防災組織を設置していただき、災害対策を推進しました。

■ 「暮らしを快適に」(コミュニティバス、西鉄春日原駅周辺整備事業など)

暮らしがさらに快適になるようコミュニティバス導入や都市計画道路の整備、西鉄天神大牟田線の連続立体交差、西鉄春日原駅周辺整備事業などのほか、市営住宅の全棟建て替えや空き家対策などの住宅施策にも力を入れてきました。
ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピック聖火イベント、様々な芸術文化事業など、子ども達に夢と感動を与える機会も多く創出してきました。

■ 「新型コロナ対策」(ワクチン接種事業など)

新型コロナ克服の鍵を握るワクチン接種事業に全力を尽くすとともに、子ども、生活に困窮する人、商工事業者などを対象に、様々な緊急支援策を実施してきました。自宅で療養する人の生活支援にも取り組んできました。

■ 「共につくり、共に支える地域社会」(地域を核とした協働のまちづくり)

「市民の思いに応えるまちづくり」を進めるため、地域の皆様と直接対話する出前トーク「市長と語る」を700回以上開催し、市民懇話会なども実施してきました。
まちづくり交付金の創設と地区世話人制度の廃止による「自治会制度改革」で行政と対等のパートナーとなった自治会には、夏祭り、クリーン作戦、餅つき、世代間交流等の様々な行事や、子育てサロン、ふれあい・いきいきサロン、カフェ、一人暮らし高齢者の見守りなど地域の支え合いに取り組んでいただいています。
このような地域を核とした春日市の協働のまちづくりは、国や県からも注目され、高く評価されています。

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